行事No1705回 

三津河落山

  ・参加実施日  平成25年6月4日(火) 晴

  ・参加者氏名 乾(リーダー)、瀧本、榎本、佐藤、高階、山崎

 コースタイム総時間6時間

行仙宿小屋の予定行事が中止になりいささか暇をもてあましている人もいるだろうと、今日のリーダーが急遽山行を組み立てた。
突然の呼びかけに6人が応えて、歴史有る筏場道を川上辻からコブシ峠まで歩き、三津河落山まで自然林を登った
筏場道は旧大滝村の土倉庄三郎翁が私財で開いた道で、川上村から尾鷲まで続く道だ
大台ヶ原登山道として人気が高い古道だったが、度重なる台風や水害で道は荒れている。が、今も人気が高く登山道として使われている。只、初心者が気楽につかえる道ではない。そんな道も誰も使わなければ廃道となる。
そんな古道の復旧を願いつつ、初心者を加え古道の状態を確かめた。

川上辻から筏場道(土倉道)に入る。このルートは自己責任で歩く道だ。荒廃が進み一部は道が抜けている
中級者なら問題のない程度だ

ハイキング道として整備していた頃の橋はマダマダ安全に通れるだろうが、整備点検はない。自己責任だ

安心橋は吊り橋です。この道が早く整備復旧する事を願いながら通行した

この先で谷が抜け道が無くなり少し谷を越えるが、初心者も問題なく通れたが、リーダーの指導が有っての事だ

筏場道に二ヶ所の名水がある。銀嶺水と金明水だ。今日のルートには金明水が有る。
気を付けないと行き過ごしてしまいそうな岩間から水道を捻ったような勢いで噴き出す水は大台山脈で一番の名水とリーダーは言う
何処に吸い込まれるのか、小さな和泉の奥に勢いよく湧出ている
 

 

コブシ峠から三津河落山に尾根を登る。コブシ峠は広い多和で綺麗な所だ。
尾根には踏み跡がありマークもある。ただ単に登ればいいが、付近を踏み荒らすような事はしないで踏み跡を登ろう

登るに連れ笹原となり釜之公谷上に出る頃は見晴し抜群だ
見晴し地点で昼食を楽しむ。ここからはピクニック、景色を楽しみお弁当を楽しむ、
また、音羽観音寺から差し入れて頂いたホウバ寿司の美味しさに舌ツズミを打つ。
付近にはゴヨウツツジが美しい。シロヤシオと慕われる花だが、愛子様のお印の花と成ってゴヨウツツジの名も知れる事となる

ワイワイと写真を取ったり、デザートを頂いたり、山座を同定したりとピクニックは楽しい

時間を忘れる程ユックリとした
尾根を突き上げるとそこが三津河落山だ。三津河落山は如来月、日本鼻、大和岳の総称だとリーダーの弁
三津河落山の石碑がある所は、名前の由来、三つの川に分水する地点だ。
釜之公谷から本沢川、吉野川、紀ノ川と流れ大阪湾に、西の谷から宮川となり伊勢湾にいたり、西大台から中の滝を落ち、東の川、北山川と流れ熊野川から太平洋に至る三つの分水嶺の山頂だ。
   
三津河落山から日本鼻、大和岳へと向い大和岳から山座同定、大峰の山々が美しい
日本鼻とは山頂に鉄筋の小屋がある所だ。
この付近は御料局の管理地だった時代がある。ソノ遺跡が今も存在している
  

三津河落山に引き返し、如来月に登り返す。三津河落山

名古屋岳に登り川上辻に引き返す。
名古屋岳は名護屋岳の字もあるというリーダー
山を楽しみ下山についた。