新宮山彦グループ第1636回 行仙宿の薪小屋改築作業 |
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◇実施日; 平成24年7月9日(月) 晴時々曇り 〜10日(火) 晴 ◇参加者; 前田 正、沖崎吉信、乾 克己、佐藤優美子、川島 功 国道425号のかなうなぎトンネル手前の時間帯通行止めは解除されていた。 前田さんが調達・カットした棚板は、全部で50sあり、10s毎に結束。電動工具、羽子板等の部材金具及び食料もあり、各人20s強の荷を背負う。陽射しの強い浦向分岐からの登りは、ありがたいことに雲により陽がさえぎられるも、汗びっしょり となり第二ベンチで休憩し、9時半過ぎに行仙宿へ。 前田・川島は、発電機を動かし、桁をかんなで削り水平に、ドリルで羽子板のボルト穴明けの材加工にかかり、沖崎さんが荷揚げに下りる。遅れて到着した乾、佐藤さん達も、食料もあり棚板20sが残り、沖崎さんが第二ベンチ下まで迄登った地点で、応援に下りた乾さんと合流し12時前に全員揃う。 後側の縦柱と横柱2本と桁を組み入れるが、丸太を四つ割りした面はカンナかけされているが、多少の凹凸、乾燥によるソリが生じて組込がうまく行かず「先を細めて入れろ!」「穴に入れるのが下手くそ!」「叩いたら入るやろ!」などと言い合いながらノミ・鋸で調整する。又、左右の束石の高さが10p差あり、小屋西横の平地では上手く組み込めず、束石に柱を立て、横柱を羽子板で締めながらハンマーで叩いていると束石が少し動きかけ、多少の隙間はネジレからと判断して、束石の羽子板と柱を固定する。次に小屋との垂直を見て小屋門に板切れを打ち付け一時固定。 前側の縦柱、横柱は、玄関前の段差を利用して組み込み、羽子板で締め付け束石に立てる。後柱と前柱の間隔、左右を揃えて束石に柱を固定しようとするが、お互いの意図する事が違うのでタイミングが合わず「少しずらせ!」「間隔は向き合う面で測れ!」「押せ!」と怒鳴りあいながら、ようやく束石に前柱を固定すると共に前後柱を棚板で仮止めし、桁と縦柱を羽子板で締める。今度は左右柱の垂直は、糸を垂らし測り、幅広の長い板で筋交いにとり仮固定して、前後、左右垂直均等な縦柱・桁が建て上ったのは17時前である。 乾さんが小屋前で着替中、炊事場汚水マンホール蓋が変形で浮いていたので、蓋がずれて足を突っ込み両膝擦り傷の受傷、バンドエイドで処置する。 献立・調理担当の佐藤さんのお陰で、早速棟上の祝盃・食事となる。男性だけの調理に比べて同じ様な食材でも一味も二味も違い旨い。 酔うほどに山彦HP、歌や下ネタ話に盛り上がり22時前に就寝。夜半に夕立がある。 5時起床、室温18℃・快晴だ。食事前に防腐剤を塗り、6時過ぎに朝食。手作りみそ汁・野菜サラダ・油の乗った鯵開き等々の豪勢な朝食で太って下山? 後柱の左右に筋交いを入れる。上・下の横柱に棚板をネジ釘で止め(上横柱の棚板は、羽子板の厚さを削り取り調製)。屋根は、8尺のガルバリュム・ボリカーボネート製波トタン各1枚を二等分して使い傘釘で止め、屋根を葺く。両端から張ったらトタンの波が合わなくなり、調製に苦労している、やはり正長方形で無ない様だ。沖崎、乾さんは、作業合間に室内外のダンボール紙等の焼却、囲炉裏周りの清掃をする。 小屋天井に保管中の幅広な板3枚使い、厚板は幅半分にして横壁の桟木に使う。ポリカーボネート波トタンは、1枚と思って荷揚げしたら2枚あり、残り1枚と改築前に使用していた塩ビ波トタン2枚で、横壁がきっちり張り終えられ、L2.2m×W0.9m×西側H1.9mの薪小屋が完成する。 これまで丸太四つ割(3日)・材加工(4日)、本日の延べ12日の作業で完成した、多くは前田棟梁に負うところが大であった。放り出した薪を戻し終えたのは12時前で、ようやくちらし寿司の昼食。 前田、川島両名では、一泊二日では完成しなかったと思われ、3名の応援に感謝、感謝である。 昼食後、マンホール蓋をビスで固定。小屋前の枝、柴を整理、小屋内の丸太3本を西側窓下に移動し、室内外は広々と綺麗になった。 14時半過ぎに下山。乗車前に「山ヒルや!」と佐藤さんの声で皆点検するも、今回の行仙宿上り下りで代表して女性を狙ったのであろう。 (文責:川島) |
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