三角点 小武杉
2018/03/12
3人
上図は、カシミール20万分の一地図に少し山名を加えた物です

今日の目的は、大台の尾鷲道のコブシ嶺の、雷峠下にあった薬師堂に行くためでした
所が、2週間前に下北山森林組合で問い合わせた所、薬師堂手前まで車が入った
しばらくは大丈夫との情報から、R425を池原貯水ダム堰堤から廃村マニアの人気が高い、宮の平に向かい行けるまで村道を走り、薬師堂を尋ねるだった。
所が数日前の春一番の大雨でR425は崩落、回り道のサンギリトンネル坂本ダムルートもサンギリトンネルまで行けない状態と現場で知った
(2018/03/13日現在)
三角点の好きな今日の仲間が付近の3枚の地形図を持ち合わせ、恩師の登った登山ルートを地図に書き込んでいる
その中で一番マイナーだろう三角点、小武杉に登る事にした

地理院地図にリンク
上地図は国土地理院1/25000に5mメッシュを加え、陰影からルート状況を分かりよくした(つもり)の地図です。
小武杉は恩師のルートも良いが、ショウタンの読図ルートも良いと話し合い、ジャ周回でと成り周回ルートを組んだ
先ず、下北山村池峰の明神池の神社前のトイレ横から舗装路に入り、小又林道始点に路駐して小又林道を歩く
 
小又林道は状態もよい舗装路ですが、車の通行は規制され、自己責任で通れと看板が有る
私達は徒歩で点の記に書かれた自動車到着点までワイワイと姦く二人と共に歩いた

小又林道は景色も良く歩き良いが、取り付きに一抹の不安を感じる
 
山姥はここを登れると急傾斜を言うが、耳を貸さずハシゴがあると奥に歩く
有る有る。ハシゴが有った
 
ハシゴの上は地形図的にフラットで歩き良いが、道跡踏み跡が無い
ただ、植林者のテープが巻かれていたのでそこが道だろうと登ってゆくが、主尾根に登る道跡が出ない
適当に登ろうと主尾根に向かう。
結論は、ハシゴで登り直ぐに主尾根に登るのがルート取りが良いだろう
 
植林内は歩きよく、大まかに測量点595から三角点 小武杉まで角度を測り大まかな位置を知る
今日は、一人々の地図が無い
池原のコンビニでコピーを取ろうとしたがコンビニにはコピー機が無い

適当に立ち休憩でそのたびに地形図を覗き先取りコンパスで尾根を追った
急傾斜もでる尾根はフー大汗だが歩き良い
ごく一部雑木が邪魔をしたがまるで問題は無い

 

三角点近くは間伐伐採中だが、尾根道は分かりよくなった
目ざとく、登山者マークを見つけ??まさか三角点マニアでは無いだろう
どこかのピークに行ったのかもと、地形図を広げれば転法輪岳に尾根が続いている
これだろうと三人の意見が合った
綺麗な三角点は尾根中央にあった
おとづれる人は少ないだろう。登山者は数年に一人か二人だろう
三角点付近を整備して、宝来の鈴さんが点名を知らしめる板を設置した
 
 
点の記
等級種別 三等三角点  点名 小武杉 
北緯34°01′54″.8551 東経135°56′18″.0608 標高878.85
選点 明治36年7月17日
埋表 明治36年7月19日
観測 明治36年9月26日(初期観測?)
所在地 奈良県吉野郡下北山村大字池峰字小ブスギ741−6番地
小字が山名と言う事からすれば小武杉山と呼ばれていたのだろう
風が吹くとマダマダ寒い。
風裏日当たりの良い場所でユックリと食事を楽しみ、ルートを地図上に記して下山間違いの無いように一枚の地形図を三人が共有して下山にかかる。
ここで間違うとなんて登りに言っていた小ピークを見逃し、小ピークを通ったなんて訪ねるショウタンだ
山姥は、あれ気付かなかったのと. アララ、もう一番難しいだろう尾根分岐に来ていた。
目視では尾根は見えず、ここだろうと下れば、ここにも登山者マークが有った
考えは同じだななんて、自己満足だ
 
その下にはハッキリとコルが見え踏み跡は濃い
所が、正面に切り立った小ピークが、地図上では読めない岩質のピーク
よくよく見ると小ピークを巻くように小道が出る
兎に角、小ピークの上に行こうと小ピークを巻くが、此処は○危だ

道成りに登るとアララ、モノレールが出た
 
で、予定下山方向に尾根を見るが、こりゃどうした、地形図に無い傾斜だと三人は覗き込む
予定方向は若い植林帯だ
ショウタンが見てみようとピークに行こうとするが、見た目がすごい
少し危険と、モノレール沿いに下ろう。下は林道が有るはずと決めた
モノレールは手すり代わりだが、登ったモノレールは下ってくるはず。
少々離れていてもレールに振動が伝わるはず。先ず大丈夫だろうが、何年か放置されていた物だろう
大きく伸びた雑木を切りレール周りを整備している
転べば、お知りに絆創膏を貼る羽目になるだろうと、ユックリと慎重に下る

ただ、何処にどう下るか予測は立ちにくい

林道が出るさと、手すりのレールを掴んで下る
尾根先は五田刈谷の五田刈林道だった
五田刈川の橋を渡れば、林道は新しい舗装路だった
 
コンパスで小武杉三角点ピークを探ってみた。
多分アレだろうが見え、転法輪岳へは植林尾根が続く、行けるだろうな、行きたいなだったが今の体力では??>
林道の終わりには、三角点付近の植林の持ち主会社の寮??が有った
橋を渡り、R425に出る
 
浦向かいから何時もは車でスイスイ
R425を初めて歩く、
余裕の山姥、ポーズを決めている
池峰集落の中を始めて歩く。小さなゴルフ場は人気だそうだ。
最近、巨大杉は、親子杉、夫婦杉と名付け日本遺産に指定されていた
秀吉時代にこの付近の巨大杉やヒノキを伐採して伏見城の築城の建設材料に成ったとか
筏で新宮に流し淀川を遡って運んだのか?、すごい話だ

親子杉↓                                 夫婦杉↓
 
この付近は、神社や巨大杉、明神池の不思議を見ればハイキングも楽しいだろう
明神池周回道も整備されているようだ
 
明神池に沿って入れば小又林道に続く
途中の凸ちに路駐した車に帰れば、地形図のありがたさが身にしみた。
今、記事を書くに当たり、予定尾根に入れなかった事を検証してみたが、1/25000地図の等高線1mm間隔は約22度、下れない角度では無い。何故あんなに急傾斜だったのだろう
原因は、一番厳しい凹みを見ていたようだ
やはり、山頂でコンパスを取り正しい尾根を目視、又は少し探索するべきだった
そのピークのメッシュ入り拡大図を見てください
皆様ならどの様に判断するでしょうか。
私達は、目で見た垂直のルートにコリャーダメだわなんて早合点したようだ
拡大しています
総時間 10時05分から4時40分 距離 約8km